一般社団法人日本健康心理学会 第33回大会

準備委員長挨拶

仙台は,青葉通りや定禅寺通りの欅並木の新緑が美しい季節を迎えました。しかし今年は,新型コロナウイルス対策のため街中も閑散としているようで,定禅寺通りで9月に予定されていた恒例のジャズフェスティバルも,中止のニュースが流れたばかりです。

さて,日本健康心理学会第33回大会準備委員会では,故・本明寛理事長と故・北村晴朗大会委員長のもとで行われた2001年の第14回大会以来19年ぶりの仙台での開催に向けて,1年以上前から準備を進めてまいりました。今年に入り新型コロナウイルスの蔓延という思いがけない事態となって以降も,理事会のご指導の下で,通常開催に向けた作業を進めてまいりましたが,このほど最終的に,今年度は通常の大会開催をしないという理事会決定がなされました。

仙台での開催を楽しみにして頂いていた会員の皆様には大変申し訳ありませんが,大規模な人の移動や集合を防ぐという観点から,やむを得ない事態と存じます。準備委員会としては,ここで役割を終えることとなりますが,学会が主催するバーチャル大会という形式で研究交流がなされることを,新たなチャレンジとしてポジティブにとらえたいと存じます。

1号通信の冒頭でこのようなご挨拶をすることになるとは,数か月前には想像もしなかったことでした。しかし,感染症対策としての人々の行動変容や,感染への不安や流言などに対する心理的支援は,まさに健康心理学の重要な課題の一つと思われます。会員の皆様がご自身の健康を守りながらも,それぞれの場でお力を発揮なさることを祈念いたしております。

  • 日本健康心理学会第33回大会準備委員会

    委員長
    堀毛裕子(東北学院大学)
    事務局長
    金井嘉宏(東北学院大学)
    委員
    東海林渉(東北学院大学)
    委員
    中村 修(東北福祉大学)
    委員
    友野隆成(宮城学院女子大学)
    委員
    前田駿太(東北大学)